2011/05/09

「Papa told me」 榛野 なな恵



はずかしながら、私のバイブルともいえる本です。
いまの嫁さんと結婚する前(同棲時代)、嫁の本棚から勝手にひとつかみ
持ち出しては、何度も繰り返し読んできた本です。
(1話完結だから、どこから読んでも大丈夫なのです)

「Papa told me」の舞台は、主人公・知世(ちせ)ちゃんの通う小学校と
お家とそのご近所。そこでの人間模様や、登場人物の感情の変化(自律や
立ち直り)がストーリー仕立てで描かれています。

知世ちゃんとお父さんの生活には派手な出来事もなければ、
ドラマもありません(ファンタジーは若干ありますが)。
それでも読み続けてしまうのは、登場人物が些細な物事によって救われたり、
立ち直ったりするのを見て、読んでいる僕らも同じように救われたり、
元気をもらえたりするからかな、と想像しております。
日常の些細なことを幸せと感じられる、この前向きさ加減が好きです。
丁寧に生活している感じがして。
お金がなくてもモノがなくても良いじゃないか、という気になってしまいます。
そこが理想とするシンプルな生活に共通するところです。

日常の小さな変化を見つける能力は、大人よりも子供が長けています。
それは生活圏が大人より狭いこともあるでしょうが、
物事を純粋に捉える心があるからだと思います。
私にとっては、大人になって失ったものにふたたび気付かせてくれる
絵本のような存在です。


 







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