2013/02/01

誇りと復讐


1年ちかく「積ん読」状態だったジェフリー・アーチャーの「誇りと復讐」を読了。
やっぱりアーチャーは面白い(ハズレがない)。
ですが、小言を言わせてもらうと、最初の喧嘩のシーンが分かりにくい。
ここでつまずく方は多いのではないでしょうか。

しかし、裁判がはじまってからは
退屈することなく一気に読みすすめることができました。
話の要所に、最後のどんでん返しに繋がるヒントがちりばめられており、
最後に「そういうことか」となるのはアーチャー節というべきか。
上質のエンタテイメントです。

本作は、裁判所と獄中が物語の場面の半分以上を占めます。
よってあまり動きがありません。その点いままでのアーチャー作品からすると
劣るように感じるところもありますが、それでも読ませるのは魅力的な登場人物の
キャラクターと裁判シーンでの言葉の応酬(掛け合い)によるものと思っております。
自らが獄中に居ながら、これだけの作品が書けるのはさすが。

裁判物といえば、10代の終わりに読んだジョン・グリシャム。
この本で知ったことは、イギリスはアメリカや日本の弁護士制度とは違い
法廷弁護士と事務弁護士という職業があるということ。
弁護士といえば、法廷弁論が不可分と思っておりましたが(いやそうでもないか)、
イギリスは両者が交わることがなさそうです。
そのような事実はとても新鮮に感じました。
ちなみに陪審制度の近代的発祥の地はイギリスだそうですね。
それもまた面白く。









0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントありがとうございます。

ご記入の際には、お名前をお願いいたします。