2014/01/18

松浦弥太郎のお金術

正確なタイトルは「新しいお金術」といいます。
著者は、文筆家、翻訳家、「暮らしの手帖」編集長など複数の肩書きをもち、
多岐にわたって活動されている松浦弥太郎さん
ここでも以前別の著作について触れたことがあると思います。

本を読もうと思ったきっかけは、お金との付き合い方(考え方)というものを
自分なりに整理しておきたいと考えたからです。

普段お金のことを考えるというと、お金の有無(量の多い少ない)を想像しがちですが、
そうではなく、お金の付き合い方について自分は何を知っているのかな、
ということをある時ふと疑問に思ったわけです。

話が少し横道に逸れますが、僕はずっと学校教育(専門課程に進む前段階の話)に
おいて「お金」と「住居」に関する教育が欠如していることに疑問をもってきました。
この二つの教育は、生きていくうえで必要な学びであるにも関わらず、ずっと各家庭に
委ねられてきました。それゆえに家庭環境によってディバイドが生じてしまい、
その結果、正しい知識を得ぬまま大人になってしまった(自分も含む)人が多くいるのではないかと思っています。
私の場合は、お金について(家庭内で)話をするのがあまり良しとされなかった環境と
いうこともあり、自分自身で体験することでお金について学びました
(手痛い体験をたくさんしました)
お金を貯めること、借りることについては、最低限の知識を伝えるべきだと思っています。

さて、話を戻します。
お金との付き合い方を整理するということですが、目的としては
自分のなかで「良いお金の使い方」、「悪いお金の使い方」の区別ができるようにしたい
または、お金がたくさん集まってくる人について知りたい、という2点でしょうか。
その意味では本書はすぐに実践できる知識というより、新たなお金の観念、価値観を
知ることがでできる一冊だと思います。
既に実践していることもあれば、なるほどと思うこともあり、
目的である「整理する」という意味では価値ある読書となりました。

その一部を下記に掲載したいと思います。

・効率のいいやり方、ちいさな努力で大きな成果が出るやり方は無数にあるが、「大きな
 成果」は一時的なもの。正しい手順を省略して得たお金はすぐに消えてしまう。

・お金さんを喜ばせるには、使うことが大切。「実際に使っている自分」をイメージ
 してみる。「消費 浪費 投資のどれだろう」と考えてみる。

・使わなくてもいい「ちいさなお金」を使うことも、払うべき「ちいさなお金」を
 惜しむことも、お金さんに嫌われる原因になるのだと憶えておきたい。

・お金さんが喜ぶ使い方を知っている人は、思いやりを表す名人。
 たとえば、心付けのセンス。著者がたまに乗ったタクシーではおつりをチップにして
 いる。格式のある旅館や、きちんとしたレストランでも、心付けをきれいに渡す所作を
 身につけたいもの。著者がいつも用意しているのは、きれいなお札とぽち袋。
 銀行に行ったときにぱりっとしたお札に替えてもらい、折れないように長財布を
 使っている。また、あらかじめきれいにたたんだ二千円を入れたぽち袋を、二、三個
 常備している、できる限り、まわりの人にわからないよう、さりげなくするのが
 マナーだと思っている。

・心付け、餞別、ご祝儀、あるいはお香典。こうしたちいさなお金は本来、感謝、お礼、
 励まし、お祝い、お悔やみといった気持ちを表すとき、「言葉だけじゃ足りない」と
 思って添えるもの。お金さんという友だちに、気持ちの使者になってもらいましょう。
 ちいさなお金には、必ず心をのせること。

目から鱗だったのが投資、とくに心付けや餞別、チップの習慣についてのくだり。
このようなお金の使い方、考え方をしていないな、自分本位になっていたな、と
感じました。

お金との付き合い方について、少し考えてみたいなと思った方には
時間のあるときに、一読をオススメいたします。







2 件のコメント:

  1. TAROさん、こんにちは。
    私もその本読みました。「お金さん」と呼ぶのにちょっと抵抗がありましたが、
    心遣いなど、使うべき時にしっかり使うことでいい流れが引き寄せられるという
    趣旨に大変共感を覚えました。
    使うべき時にケチり、必要としていないモノにお金を使ってしまうことのないよう
    よくよく注意しながら使うようにしています(^^;)。
    年末の特番で松居一代さんのお金の使い方がテレビで放映していましたが、
    松浦さんの本にあるようなことを実践していて、「なるほど」と思ったことを思い出しました。
    今年はお互い新券・ポチ袋を持ち歩くことになりそうですね(笑)。

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    1. gohkitiさん

      コメントありがとうございます。渡ハ中の記事拝読しました。充実した休暇だったようで、何よりです。

      松浦弥太郎さんの本ですが、
      僕も違和感は感じました。
      オカルト的なところもあるし。でも、「お金さん」は無いにしても、他は一旦は受け入れてみるといいましょうか、実践できることはやってみようと思ってます。ポチ袋はあるんです(笑)使う機会を逃していたので、それを覚えたいと思います。お金持ちの友人がいれば実際見聞きできるんでしょうが、そうではないので、あちこちに頭をぶつけながら、理解していければと思います。

      浪費を減らして、投資を増やす一年間にしたいですね。

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